2025.03.03 | MSD2025で発表(大学院生)

当研究室の大学院生が生産システム部門研究発表講演会2025にて研究発表を行いました。

書誌情報:坂本考明, 筒井優介, 妻屋彰, 生産内示方式を採用する木構造サプライチェーンのシミュレータ開発, 生産システム部門研究発表講演会講演論文集, 2025.03.03, pp.53-58.

概要:生産内示方式は,注文の予測情報である内示情報を共有することによって生産リードタイムの短縮や納期遅れのリスク低減の効果が期待できる一方,内示情報が予測であるがゆえに生じる実際の最終需要とのズレの影響がサプライチェーンの上流に行くにしたがって大きくなり,上流企業にとって負担となっている.この現象の分析と上流企業の負荷軽減を目指して,これまでに単鎖状のサプライチェーンを対象にサプライチェーンモデルの構築・シミュレータ開発と現象の分析を行ってきたが,より複雑な取引関係や製品の部品構成を考慮した現象に関しては対応できていない.本研究では,複数のサプライヤとの取引を想定した木構造のサプライチェーンや,サプライヤから部品を購入し組立を行うような製品の部品構成をも考慮する必要があるサプライチェーンを取り扱うためのモデルの提案とシミュレータの開発を行ったので報告する.

2024.03.14|精密工学会春季大会で発表(大学院生2名)

当研究室の大学院生2名が2024年度精密工学会春季大会学術講演会にて研究発表を行いました。

書誌情報:坂本考明, 筒井優介, 妻屋彰, 内示生産方式における変化に即応するサプライチェーンに関する研究(第4報)−部品表を考慮したモデルの作成−, 精密工学会学術講演会論文集, 2024.

概要:内示生産方式をとるサプライチェーンの挙動解析や生産・在庫管理を目的とした従来研究の数理モデルの多くは単一の製品,部品の受発注関係を対象としており,複雑なサプライチェーンの挙動を表しきれない可能性がある.本報では,第3報で提案したサプライチェーンの数理モデルを拡張して部品表に基づく製品構造を扱う数理モデルを構築したのでその内容について報告する.

書誌情報:鈴木悠河, 筒井優介, 下村芳樹, 妻屋彰, 設計仮説のモデリングに基づく手戻りリスクの可視化手法の評価実験, 精密工学会学術講演会論文集, 2024.

概要:人工物の新規設計は仮説(設計仮説)の生成と検証により進行するが,下流工程で設計仮説の誤りが判明した場合,致命的な手戻りが生じうる.そのため,設計仮説に係る手戻りを早期発見することが求められる.本課題に対して著者らは,設計仮説のモデリングに基づく手戻りリスクの可視化手法を提案しているが,その評価は未達である.本稿では,本手法について有効性と有用性の観点から評価実験を行った結果について報告する.

2024.02.16|OPU-HsH Symposiumにて発表(大学院生)

当研究室の大学院生が、OPU-HsH Japanese-German Symposium -Industory 4.0 and Society 5.0 for Smart Society – にて、以下の研究発表を行いました。

書誌情報:Takaaki Sakamoto, Hayato Aoki, Yusuke Tsutsui and Akira Tsumaya, Development of a simulator for supply chain considering advanced demand information system, In Proceedings of the OPU-HsH Japanese-German Symposium, 2024.2.

2023.09.13|精密工学会春季大会で発表(大学院生)

当研究室所属の大学院生が2023年度精密工学会秋季大会学術講演会にて研究発表を行いました。

書誌情報:坂本孝明, 筒井優介, 妻屋彰, 内示生産方式における変化に即応するサプライチェーンに関する研究(第三報)-木構造で表現されるサプライチェーンのモデル化-, 精密工学会学術講演会講演論文集, 2023.

概要:内示生産方式をとるサプライチェーンの挙動解析や生産・在庫管理を目的とした従来研究の数理モデルの多くは1対1の受発注関係を対象としており,複雑なサプライチェーンの挙動を表しきれない可能性がある.本報では,先行研究で提案したサプライチェーンの数理モデルを拡張して複数のサプライヤとの受発注関係を木構造で表した数理モデルを構築し,シミュレータを試作したのでその内容について報告する.

2023.03.14|精密工学会春季大会で発表(大学院生)

当研究室の大学院生が2023年度精密工学会春季大会学術講演会にて研究発表を行いました。

書誌情報

妻屋彰, 中桐陽光, 井戸光, 筒井優介, 製品・サービスアイデア生成プロセスの実験分析に関する研究, 精密工学会学術講演会講演論文集, 2023.

概要

近年注目されている人間中心設計やUXデザインなどでは,製品やサービスが使用/利用されるシーンやシナリオがアイデア生成の起点として,また生成アイデアの評価のために重要となる.本報では,複数人により製品・サービスのコンセプトデザインを行う設計実験のプロトコルを分析することにより,シーンを起点として製品やサービスのアイデアが生成されるプロセスを明らかにする研究に関して,着手している内容を報告する.