Q&A

Q&A

この研究室にはどのような人が向いていますか?

  • これまで学んだことのない新しい分野や知識を学ぶことにわくわくする人物事の全体を見渡したい人が向いているでしょう。
  • 設計工学が扱う対象は、製品やサービスなど幅広く、様々な知見を活かすことができる分野です。工学としては比較的歴史が浅く、力学に限らず情報科学や統計学、心理学、哲学など様々な領域からヒントを得ながら研究を進めていきます。また生産システム工学も扱う対象は広く及び、様々な知見が必要となります。このような新しい視点を学びながら、俯瞰的に物事を考えたい人は本研究室に向いていると言えるでしょう。
  • また、設計工学における研究テーマでは、人工知能を用いた発想支援の試みや、また生産システム工学ではサプライチェーンをコンピュータ上に実装してシミュレーションするなどの取り組みを行っています。本研究室は、最新のアルゴリズムを開発しているわけではありませんが、このようなデジタル技術を活用した研究テーマもありますので、これらに関心のある人も活躍できるでしょう。

研究テーマはどのように決めていくのですか?

  • 本研究室に配属された場合、指導教員が提案する研究テーマ候補の中から希望のテーマを選択し、取り組んでいきます。自身が取り組みたい設計工学・生産システム工学に関する研究テーマがある場合は、指導教員と相談をしながら設定することも可能です。
  • 2020年に設置されたばかりの研究室ですが、これまでの卒業生の研究テーマの例を本ホームページに掲載していますので、是非、参考にしてみてください。

どのような知識・スキルが身につきますか?

  • 設計工学も生産システム工学も、一つの対象を扱う学問ではなく、様々な対象を含む複雑なシステムを対象とし、多岐にわたる情報を適切に管理するための学問です。したがって、複雑な事象の全体を捉える俯瞰力、現象の本質を見抜く洞察力、データを整理し、価値ある情報として活用するデータ活用力が培われるでしょう。
  • また、本研究室に限りませんが、研究に関する議論や調査報告、研究進捗報告などを通し、自律思考を行い、論理的に説明する習慣を徹底していきます。特に、大学院へ進学する場合は、学会活動を行う機会が準備されています。このような場を積極的に活用することで、高度な内容を平易に他者へ説明する力を身につけることができます。積極的にチャレンジしてみてください。

大学院へ進学するかどうか迷っています。

  • 本研究室では、大学院への進学を推奨しています。学部における卒業研究は1年の期間の中で完了する必要があり、その期間には設計工学や生産システム工学の基礎を習熟する時間も含まれます。そのため、卒業研究で扱えるテーマはどうしても限られてしまいます。大学院では、卒業研究では扱うことが難しいより広範な内容、より深い内容に踏み込むことができ、より高度な議論、経験を積むことができます。
  • さらに、大学院では学会での活動機会が準備されており、自身が研究した成果を世の中に出して形にすることができます。このような大学院での研究生活は、決して楽なものではありませんが、一つの事象に対して考え抜き、形にする経験は、その後の人生をより豊かなものにすると確信しています。

その他、質問、相談があれば気軽にご連絡ください。